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プロポリスを軟膏として使う時の注意点

プロポリスは、優れた効能から幅広い用途に使われています。
健康増進のためのサプリ、化粧品、石鹸、シャンプーなどに使われ、医薬品としての研究も進められています。
まだ医薬品ではありませんが、軟膏としても多く使われるようになりました。
しかし、優れた製品でも、使用上注意すべき点もあります。

プロポリス軟膏の効能

プロポリスの殺菌・抗菌作用、抗炎症作用、コラーゲンの合成作用などから、切り傷、やけど、虫さされ、かゆみ、水虫、皮膚炎など用途も様々です。
症状を和らげ、修復力を高め、治癒を促進します。
飲んで効果を得るには時間がかかりますが、外用として使用すると即効性が高くなります。
また、溶剤として馬油やシアバターなどが用いられますが、人の皮脂に近い成分のため、浸透性が高く、皮膚の民間治療薬としても使われていたもので、相乗効果が期待できるものです。

アレルギーに注意

プロポリスはミツバチが植物の樹液や樹脂などを採集し、唾液中の酵素と混ぜて作ったものですから、蜂アレルギーのある方やアレルギー体質の方は注意が必要です。
プロポリス自体に抗アレルギー作用もありますが、アレルギー反応を起こす可能性があります。
使用する場合は、まず、パッチテストを行い、アレルギー反応が現れないことを確認します。
問題がなければ、少量から始めるといいでしょう。

乳幼児や妊娠・授乳中の使用は避ける

プロポリスは、免疫力を高め、健康増進のために飲まれています。
しかし、カフェインが含まれており、妊娠中のカフェインの摂り過ぎは流産や死産の可能性が高くなる懸念があり、妊娠・授乳期は飲まない方がいいと言われます。
プロポリスの軟膏は皮膚に塗布するものですが、皮膚から体内へ浸透していきますので、安全のために妊娠・授乳期のお母さんと乳幼児については、使用を避けた方がいいでしょう。
まだプロポリスは研究の途上にあり、どのような影響があるかもわかっていません。

プロポリスは軟膏としても幅広い効能を持つ優れた製品です。
しかし、高い効能は両刃の剣でもあり、体質などによっては傷つけることになる可能性があります。
パッチテストを行い、少量から適量に少しずつ増やすように、安全性を考えて使用しましょう。