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アメリカでのプロポリス需要

日本人は薬好きといわれますが、最近の健康ブームもあり、サプリメントを利用する人が増えています。
しかし、国民の約50%がサプリメントを利用しているアメリカ人には及びません。
なぜ、アメリカではサプリメントを利用する人が多いのか、その中でも、注目のプロポリスの現状を見てみましょう。

サプリメントに頼るアメリカ人

アメリカ人は必ずしもサプリメントが好きだということではありません。
日本とは医療保険制度が異なり、病気になると、高額な医療費を払わなければなりません。
そのため、健康への関心が高く、サプリメントを利用するのです。
サプリメント専門店の数も多く、種類も豊富です。
アメリカでは、サプリメントは重要な補完代替医療の一部なのです。

アメリカのサプリメント

アメリカのサプリメントは、食品と医薬品の中間に位置付けられています。
日本の薬事法に当たる栄養補助食品教育法があり、また、食品医薬局の厳しい管理の下で、最先端のシステムによる品質管理や流通が行われています。
サプリメントの審査も食品医薬品局が行っており、製品に関する科学的なデータは、メーカーが国民にも開示することが義務付けられています。
サプリメントであっても、食品医薬品局が審査で承認しないと、販売ができないのです。

プロポリスの需要

サプリメントの中にあって、需要を伸ばしているのがプロポリスです。
ギリシャ時代からあるといわれるプロポリスですが、その多様な効能が明らかになるにつれ、様々な形で利用が広がっています。
体験的に効果があったとされる疾患を見ると、
・皮膚疾患:やけど、水虫、魚の目、アトピー性皮膚炎、ウイルス性皮膚疾患など
・内科系:胃炎、胃腸潰瘍、十二指腸炎、大腸炎、膀胱炎、腎臓炎、前立腺障害、喘息、気管支炎、結核、肝炎、動脈硬化、貧血など
・その他:目の炎症、歯痛、口内炎、歯槽膿漏、二日酔い、育毛など
これらのほかにも多くの効能が伝えられ、ミイラの防腐剤や古代ローマの天然の抗生物質として、伝統的な薬用品なのです。

現在、カプセルやタブレットなどの飲用だけではなく、化粧品、日焼け止め、点眼剤、スプレー、歯磨き、キャンディーなど、多くの日用品にまで用途は広がっています。
インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス活性や運動疲労軽減効果なども明らかになっていますので、さらに需要の拡大が期待されています。